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【脱毛サロン】フランチャイズ(FC加盟)のメリット・デメリット!個人経営との違いは?

ここ数年で脱毛サロンを独立・開業する人がどんどん増えていますが、市場は既にレッドオーシャンと呼ぶにふさわしいです。限られたシェアを何店舗もの脱毛サロンが取り合っている状況ですが、脱毛自体の需要も同様に高まってきており、まだまだ新規顧客層も開拓されつつあります。

そのため個人でも脱毛サロンを開業する価値は十分ありますが、重要な課題はやはり集客です。どれだけ技術が高く、設備が整っている脱毛サロンでも、お客さまが来店されない限り、利益は生まれません。

個人サロンは集客に苦しむことが良くありますが、そこでおすすめなのがフランチャイズへの加盟です。既に知名度がある看板を掲げることで、開業したばかりでも集客が安定しやすくなります。

今回は、脱毛ビジネスのフランチャイズ開業について詳しく解説していきます。

フランチャイズ(FC)とは?

そもそもフランチャイズとは、親会社(フランチャイザー)が、加盟店(フランチャイジー)に経営ノウハウを提供するビジネス形態のことです。ノウハウ以外にも専売商品の販売、サービスの提供などの権利を与えられるほか、親会社の知名度やブランド価値を利用して、集客することが可能です。

その代わりとして、加盟店は親会社にロイヤリティ(報酬金)を支払う必要があります。親会社としては、効率良く店舗数を増やすことができ、加盟店としてはブランド価値を利用しながら効率良く集客を行うことができるため、双方に大きなメリットをもたらします。

ちなみに、同じ業種でも、親会社によってロイヤリティの額やシステムは異なります。毎月固定された料金を支払う場合もあれば、売上に応じて金額が増減する場合もあります。

脱毛サロンでもフランチャイズ開業が可能!

国内で最も身近なフランチャイズの1つにコンビニ業界が挙げられます。実際にフランチャイズという単語を聞いて大手コンビニチェーンをイメージする方も多いでしょう。しかし、実際は身の回りのあらゆるところでフランチャイズは導入されており、脱毛業界もその一つです。

脱毛業界の競争率は非常に高まっているのが現状ですが、個人サロンだと知名度ゼロからのスタートです。十分な広告を出稿できるほど資金にゆとりがあれば別ですが、そうでない方にとっては、独立を踏みとどまる大きな壁となるでしょう。

そこでフランチャイズを利用すれば、開業時からスムーズに集客できる可能性が高くなります。どのフランチャイザーと契約を結ぶかは慎重に考える必要がありますが、独立のハードルをグッと下がることに繋がります。

それではここからは、フランチャイズの特徴などを、より詳しく解説していきます。

フランチャイズで開業するメリット

まずはフランチャイズで開業することによるメリットを具体的に挙げていきます。

ある程度の知名度がある状態で開業できる

前述した通り、フランチャイズを利用すれば、ある程度以上の知名度が既にある状態で開業することができます。全く知名度がない状態だと、まともに集客ができないまま運営資金が尽きてしまうということもありますが、それと比較してフランチャイズなら、最初から有利な状況でスタートすることができます。

経営ノウハウを教えてもらうことができる

独立する前に、既に脱毛サロンや関連企業で勤務した経験がある方であれば、ある程度の運営ノウハウは既に理解していますが、中には全くの未経験で脱毛サロンの開業を計画している方もいらっしゃることでしょう。また、脱毛に関する知識や技術はあっても、経営に関するノウハウがないという方も多いです。

フランチャイズに加盟すれば、脱毛サロン経営に必要なノウハウ・経営知識も教えてもらうことができます。多くのフランチャイズでは研修も実施されているため、未経験者でも安心して開業準備を進めることができる上、他の加盟者とのネットワークを構築できることも利点の1つです。

融資を受けやすくなる

脱毛サロンの開業には多額の初期費用が必要になります。必要なものを全て買い揃えるとなると数百万円かかることも珍しくありませんが、そうなると融資を検討しなければならない場合もあります。

ただ、問題は融資の審査に通るかわからないということで、資金が獲得できなければ当然開業することもできません。しかし、フランチャイズに加入することで、その審査に通りやすくなる場合があります。

ここでも親会社のブランド力が影響してくるのですが、融資を受けることができれば、開業資金不足も一気に解決しやすくなります。

広告を出稿してくれる

それぞれの会社によって異なりますが、一般的にフランチャイズでは親会社が広告を出稿してくれます。テレビ・雑誌・ラジオ・インターネットなど、どの媒体で宣伝するかも親会社の方針によって差はありますが、加盟店は広告費なしでその宣伝効果を得ることができます。

もちろん加盟料やロイヤリティは支払わなければなりませんが、その中に宣伝広告費なども含まれていると考えましょう。

フランチャイズで開業するデメリット

それでは、反対にフランチャイズを利用するデメリットは何なのでしょうか。良いところだけではなく、悪いところも踏まえ、フランチャイズの利用を検討してみてください。

加盟料・ロイヤリティを支払う必要がある

まずは当然加盟料・ロイヤリティを支払う必要があるということです。前述した通り、実際の金額や料金システムは親会社によって異なります。

ロイヤリティの相場は、金額固定の場合は月額10万円~30万円程度です。売上金額に合わせて、ロイヤリティ金額が決定される場合、売上の3~10%程度である場合が多いです。もちろん親会社によって、金額は大きく変わるのですが、このくらいの費用が毎月必要になることは把握しておきましょう。

ただし、実際にどのような支援を受けられるかも会社によって差が激しいため、一概にロイヤリティが安いところを選択すればよいというわけでもありません。また、親会社の知名度・ブランド力が高ければ高いほど、ロイヤリティも高額になる傾向にあります。

運営方針が制限される

フランチャイズはあくまで加盟するだけなので、各店舗の運営権などはそれぞれのオーナーが所有することになります。ただし、多くのフランチャイズではそのクオリティを統一するため、運営方針を制限する契約を交わすことがほとんどです。

例えば、イメージカラーが定められているフランチャイズでは、店舗の内装や外装で使用できる色などに制限がある場合があります。また、脱毛業界に関しては、使用する機器や備品が指定されていることもあり、オーナーの希望を反映できないことが珍しくありません。

どのような制限・条件があるのか、契約を交わす際にはよく確認し、窮屈な運営を強いられないように注意する必要があります。

ブランド価値が下がると悪影響を受ける

フランチャイズに加盟していると、良くも悪くも全体のブランド価値は共有されます。例えば、どこかの店舗で不祥事が発生し、世間からのイメージが大きく悪化してしまった場合、全くの無関係であるにも関わらず、同じ加盟店だからと悪影響を受けてしまうリスクがあります。

オーナーの立場からすれば理不尽さを感じることではありますが、避けられないデメリットの1つです。

競業避止義務・テリトリー制を課される場合がある

最後のデメリットは、加盟したフランチャイズの契約に競業避止義務やテリトリー制が含まれている可能性があるということです。

  • 競業避止義務:競合企業への転職や、競合企業の設立など、競業となる行為をしてはならないという義務
  • テリトリー制:フランチャイズビジネスにおいて、親会社が営業活動を許可する地域を指定すること

どういうことかというと、契約期間中、また契約終了後の一定期間において、同じ業種での新規出店が制限される場合があるということです。そのため、1店舗目の運営が軌道に乗り、2店舗目を出店しようとした際、思ったように出店できない場合があります。

その主な理由は、ノウハウの流出と、不要な競争の激化を防ぐということです。フランチャイズを守るためには当然の施策とも言えますが、加盟店のオーナーにとってはデメリットになる部分が大きいです。

個人開業と比較して費用が高い?

ちなみに、フランチャイズで開業する場合と、個人として開業する場合、それぞれの初期費用に違いがあるのかというと、比較的フランチャイズの方が安く済む傾向にあります。なぜなら、フランチャイズに加盟することで、以下のような特典が付属する場合があるからです。

  • 備品が無償で供給される
  • 備品が割安で購入できる
  • 開業支援金がもらえる

一方で、フランチャイズが個人開業より高くなる要素といえば、加盟料やロイヤリティですが、個人で開業する場合は宣伝に多額の費用をつぎ込む必要があります。

フランチャイズに加盟することで、広告宣伝費を削減することができるため、総合的に考えれば安くなることも。

費用に関しては、何を重視してサロンを運営するかによって大きく変わるため、フランチャイズ開業と個人サロン開業のメリット・デメリットをよく把握した上で、決めるようにしてください。

フランチャイズで開業する場合の注意点

また、フランチャイズで開業する際にも注意点があるため、特に配慮すべき点を解説します。

見込み利益がロイヤリティに釣り合うか確認する

まず、フランチャイズに加盟することで見込まれる売上が、ロイヤリティに釣り合うのか事前にきちんと計算しましょう。仮にある程度売上がアップすることが見込まれても、その額がロイヤリティに届かなければ本末転倒です。

フランチャイザー側に相談しつつ、自分自身でもよくシミュレーションすることが大切です。

禁止事項や違約金の有無を確認する

そして、契約内容に含まれる禁止事項や、それに伴う違約金やペナルティの有無を確認することが大切です。親会社にもよりますが、フランチャイズ契約には加盟する側に不利な条件が含まれている場合も多いです。

契約してから後悔しないためにも、それらが許容できる程度なのか、事前に隅々までチェックするようにしましょう。

オプション課金が必要な場合がある

実はフランチャイザー側に支払わなければならない料金は加盟料やロイヤリティだけとは限りません。中には追加料金を支払うことで利用できるようになるオプションサービス・商品・備品などが提供されている場合もあるのですが、何が必要で何が不要なのか、しっかりと見極める必要があります。

フランチャイズで開業して成功するには?

フランチャイズで開業し、安定して利益を生み出していくために大切なこととは何なのでしょうか?詳しく解説していきます。

受動的ではなく能動的にサロン運営を行う

フランチャイズに加盟すれば、確かに多くの恩恵を受けることができます。ノウハウも教えてもらうことができる上、トラブルが発生した際の相談相手にもなってくれるでしょう。

しかし、勘違いしてはいけないことは、あくまでサロンのオーナーは自分自身であり、フランチャイザー側の言う通りにするだけで、成功するとは限らないということです。仮に思ったように売上が上がらなかったとしても、フランチャイザーが責任をとってくれるわけではありません。

フランチャイザーはあくまで補佐役であると割り切り、何事も能動的に取り組むことを心がけましょう。

ノウハウ・知識・技術を蓄積していく

また、ノウハウ・知識・技術は教えてもらうばかりではなく、自分自身で常に身に付け、蓄積させていかなければなりません。

確かにフランチャイザー側には豊富なノウハウがあり、それを加盟店にも伝えてくれますが、あくまでそれを実行するのは自分自身です。受け身になっているだけでは、施術が上手くなるわけではありませんし、サロンとしてのクオリティが上がっていくわけではありません。

不足していると感じたことに対しては自主的に学習することを心がけ、少しでもお客さまの満足度を上げるようにしましょう。

フランチャイザーと良好な関係を築く

次に大切なことは、フランチャイザーと良好な関係を築くということです。フランチャイズに加盟した店舗には、それぞれ担当者が付くことが多いですが、やはり担当者も人間であり、どれだけ協力的になってくれるかは場合によって異なります。

先ほどお伝えした通り、サロンの責任は全て自分自身にありますが、協力者がいるに越したことはありません。いざという時に助けてもらうためにも、日頃から良好な関係を築いておくことが非常に重要です。

フランチャイズの開業をおすすめできる人

ここまで解説してきたことを踏まえ、最後にフランチャイズでの開業をおすすめできる人の特徴を解説します。自分がどれほど該当するか、チェックしてみてください。

脱毛業界に携わった経験がない人

まずは、脱毛業界に身を置いたことがなく、脱毛に関する知識・技術・経験に乏しい方です。

実際に脱毛サロンを開業して成功する人は一部であり、開業から数年と経たず、廃業に追い込まれてしまうサロンも珍しくありません。脱毛業界で働いた経験がないのであれば尚更リスクは高まりますが、フランチャイズに加盟し、しっかりとノウハウを吸収することができれば、リスクを減らしつつ、サロンとして成功する可能性が上がります。

脱毛エステティシャンの経験はあっても、経営ノウハウがない人

実際に脱毛エステティシャンとして脱毛サロンに勤務していた経験があっても、経営者としてのノウハウがないという方にもフランチャイズはおすすめできます。

当コラムの冒頭でも述べた通り、どれだけ脱毛に関する知識や技術があったとしても、集客ができなければ脱毛サロンを運営していくことはできません。また、サロンとしての店作りやお客さまへのフォロー、その他の事務作業など、直接脱毛と関係しなくても、必要になる知識は非常に多いです。

やはりそれら全てのスキルを兼ね備えているという人は少ないため、親会社のノウハウを受け継ぐことができるというメリットは計り知れません。

他人からの指示やアドバイスを素直に吸収できる人

自分自身の意思へのこだわりが強く、他人の意見をなかなか取り入れられないという人は、あまりフランチャイズに向いているとは言えません。フランチャイザー側の担当者と良好な関係を築けない可能性が高く、ブランドイメージを落とす恐れもあります。

しかし、逆に言えば、他人の指示やアドバイスを素直に聞き入れ、柔軟に考えを改めることができる人はフランチャイズに向いていると言えます。

フランチャイザーとの信頼関係が築けていない初期段階は不安も伴うものですが、そのノウハウは実績やデータに基づくものです。だからといってその全てを鵜呑みにすることは望ましくありませんが、どの意見が信頼に値するか見極め、自分のサロンの運営に反映させられる人はフランチャイズに向いているでしょう。

フランチャイズか個人開業か、どちらが良いか見極めよう

今回のコラムでは、脱毛サロンのフランチャイズ開業について解説しました。

脱毛サロンの開業には、個人サロンだけではなく、フランチャイズ開業という選択肢もあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。その両方をよく理解して、自分にフランチャイズが向いているのかどうかを考えてみてください。

業務用脱毛機メーカーの株式会社NBSでは、業務用脱毛機の販売だけでなく、新規開業の支援業務も行っています。気になる方はぜひ下記よりお問い合わせください。

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この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。