
医療脱毛でもサロン脱毛でも、肌の状態が健康的でないと、脱毛を行うことはできません。なぜなら、健康的ではない状態の肌に脱毛の施術を行ってしまうと、肌荒れや炎症などの肌トラブルを引き起こす可能性があるからです。
ニキビ跡がある肌というのは、何らかの肌トラブルが起こっている可能性が高いです。そのため、脱毛の施術は受けられないと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、必ずしも脱毛の施術が受けられないとは限りません。本記事では、ニキビ跡が残っていても脱毛の施術が受けられるケースや、ニキビ予防に脱毛が効果的な理由について詳しく解説します。

ニキビ跡があると脱毛ができない場合がある
ニキビ跡があると脱毛ができない場合があります。そもそもですが、ニキビ跡がある状態というのは、決して肌が健康的ではありません。その状態で脱毛の施術を行うと、肌に大きな負担がかかり、肌トラブルを引き起こす可能性があります。
しかし、ニキビ跡がある方でも、脱毛が可能なケースもあります。どのようなニキビ跡なら脱毛ができないのかを詳しく解説するので、これから脱毛の施術を受ける方はチェックしておきましょう。
脱毛ができないニキビ跡の特徴
脱毛ができないニキビ跡の特徴は、以下の3つです。
- 炎症を伴う赤みが強いニキビ跡
- 凹凸の激しいクレーター状のニキビ跡
- 色素沈着が強いニキビ跡
これらのニキビ跡が肌に残っている方は、脱毛ができない可能性が高いです。もし、脱毛を考えている場合は、まずは皮膚科に相談してニキビ跡に治療を始めましょう。多くのニキビ跡は、適切な治療を行えば綺麗な肌に戻るケースが多いです。
しかし、肌の状態が悪化したまま放置すると、治るのに時間がかかってしまうかもしれません。そのため、脱毛を考えているのであれば、早めに相談するようにしましょう。
脱毛ができるニキビ跡の特徴
一方で、以下のようなニキビ跡であれば、脱毛が可能な場合が多いです。
- 炎症が収まっているニキビ跡
- 軽度の色素沈着があるニキビ跡
- ニキビが治った後の浅い凹みや小さなクレーター
このようなニキビ跡であれば、問題なく脱毛を行うことができます。しかし、肌の状態次第では脱毛ができないと判断されるかもしれません。そのため、脱毛ができるか不安な方は、まずはカウンセリングだけでも受けてみましょう。多くの脱毛サロンではカウンセリングを無料で行っているので、有効活用してください。
脱毛でニキビ跡が改善される可能性もある
ニキビ跡があると脱毛の施術を受けられない可能性があります。一方で、脱毛の施術を受けることでニキビ跡の改善が期待できる場合もあります。
脱毛に使用されるレーザーや光には、肌に刺激を加えてコラーゲンの生成を促す効果があると言われており、それによってニキビ跡が改善する可能性があるのです。
しかし、すべてのニキビ跡が脱毛によって改善されるわけではありません。肌の状態やニキビ跡の深さ、施術の頻度などによって効果に差が出るため、ニキビ跡の改善を目的として脱毛を利用するのはおすすめしません。
あくまでも副次的な効果であり、ニキビ跡を改善したいのであれば、皮膚科で専門的な治療を受ける必要があると考えておきましょう。
脱毛がニキビ予防に効果的な理由
脱毛の施術を受けると、ニキビ跡の改善だけではなく、ニキビそのものの予防にも繋がります。脱毛がニキビ予防に効果的な理由は、主に3つあります。
毛穴の詰まりを防げる
脱毛によってムダ毛がなくなることで、毛穴に皮脂や汚れが溜まりにくくなります。毛穴が詰まることなく、清潔な状態を保てるため、ニキビの原因となる皮脂や角質が溜まるのを防げます。
しかし、毛穴が詰まりづらくなったとしても、顔に付着したほこりや塵などが原因でニキビができる可能性はあるので注意しなければいけません。ニキビを予防するためには、しっかりと洗顔と保湿を行うことが大切です。
自己処理による肌への刺激を減らせる
自己処理の際に使用するカミソリや毛抜きは、肌にダメージを与えることがあります。傷ついた肌は炎症を引き起こし、ニキビを発症させる原因となります。
脱毛の施術を受ければ、そもそも自己処理を行う必要がなくなるため、肌が刺激を受けることがなくなり、ニキビが発生しづらくなるでしょう。毎日の自己処理が手間に感じている方にも、脱毛はおすすめです。
肌のターンオーバーを促進できる
医療脱毛や一部の脱毛施術では、脱毛器による光やレーザーによってコラーゲンの生成を促進できます。肌のターンオーバーの促進にも繋がるため、常に健康的で清潔な肌に生まれ変わり、ニキビを予防することが可能です。
しかし、肌のターンオーバーは生活習慣が悪化すると周期が乱れてしまいます。特に睡眠不足の状態が続くと、ターンオーバーが行われなくなります。そのため、脱毛の施術を受けていたとしても、健康的な生活習慣を意識することは大切です。
脱毛後にできるニキビは「毛嚢炎」の可能性が高い
脱毛後にニキビのような症状が出ることがありますが、その多くは「毛嚢炎」と呼ばれる肌のトラブルです。毛嚢炎とは脱毛後の毛穴に細菌が入り込み、炎症を起こすことで発生する症状です。
毛嚢炎は通常、数日から1週間程度で自然に治まることが多いですが、悪化すると膿を伴うこともあります。症状がひどい場合は、早めに皮膚科や脱毛クリニックに相談することが大切です。
脱毛後の肌ケアが不十分だと、毛嚢炎が起こりやすいです。脱毛サロンのスタッフとしっかり相談し、どのように肌ケアを行えば良いかを確認しておきましょう。少なくとも脱毛後数日は、徹底して肌ケアを行うことが大切です。
脱毛期間中にニキビを予防する方法
脱毛期間中は肌が敏感になりやすく、ニキビが発生しやすくなります。そのため、ニキビが発生しないような肌ケアを行うことが欠かせません。主に以下の3つの方法が効果的です。
それぞれ詳しく解説します。
適切な保湿を行う
脱毛後の肌は乾燥しやすく、乾燥が進むとニキビを引き起こす原因になることがあります。保湿を十分に行うことで、肌のバリア機能を向上させて、ニキビを始めとした肌トラブルを防ぐことが可能です。
紫外線対策を徹底する
脱毛後の肌は紫外線に敏感です。肌トラブルを引き起こす原因にもなるため、日焼け止めや外出時に帽子をかぶるなどの対策を行って、紫外線から肌を守ることが大切です。
肌を常に清潔に保つ
脱毛後は肌が刺激に敏感になり、細菌が繁殖しやすい状態になります。汗をかいたらこまめに拭き、優しいボディソープを使って肌を清潔に保つことがニキビ予防につながります。
逆に、刺激が強いボディソープや洗顔料を使ってしまうと、肌にダメージが加わって肌トラブルを引き起こす原因となるかもしれません。脱毛後に使用するボディソープや洗顔料には気を配るようにしましょう。
ニキビ跡がある方は脱毛サロンのスタッフに相談しよう
ニキビ跡が肌に残っている方は、自分で脱毛ができるかどうかを判断するのではなく、脱毛サロンのスタッフに相談してみてください。脱毛サロンのスタッフも、無理に脱毛を行おうとはしません。
しっかりとリスクを説明した上で、脱毛の施術を受けるべきか検討してくれます。自分だけで脱毛の施術を受けるべきか判断できないという方は、ぜひ脱毛サロンのスタッフに相談してみましょう。無料のカウンセリングも積極的に活用してみてください。