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美容看護師が持っていると有利な資格8選!取得するメリットも解説

転職やキャリアアップを検討している美容看護師の中には、採用の場や勤務先での評価に役立つ資格について気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回のコラムでは、美容看護師として働く上で役立つ資格について解説していきます。資格を取得することによるメリットも詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

美容看護師は看護師免許の取得が必須

美容クリニックは、整形手術やレーザー脱毛といった美容医療を専門とする「医療機関」です。美容看護師として勤務するためには、当然ですが看護師免許の取得が必須となります

  • 正看護師…医師や歯科医師からの指示を受けなくても業務を行える国家資格
  • 准看護師…業務を行う際に医師や正看護師の指示を受ける義務がある都道府県認可資格

看護師免許は上記の2種類に分けられます。正看護師は業務においてより大きな裁量を与えられるため、働き方の幅を広げることが可能です。

美容看護師が新たに資格を取得するメリット

美容看護師が新しく資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。

  • 就職活動で有利になることがある
  • 得た知識を施術や接客に生かせる
  • 勤務先での評価アップに繋がる
  • 生涯役に立つ知識が身につく

就職活動で有利になることがある

一般的な病院では慢性的に看護師が不足しているため、業務を遂行するために必要な最低限のスキルや経験があれば、高い確率で内定をもらえる傾向にあります。

一方、美容看護師は非常に競争率の高い職種だと言われています。取得している資格を履歴書や面接の場でアピールすれば、知識やスキルを有していることを証明し、ライバルと差をつけられるでしょう。

ただし、美容クリニックの採用活動で主に重視されるのは志望動機や面接での受け答えであり、資格はあくまで補助的なアピールの手段に過ぎません。面接官への印象をアップさせるために、正しい面接対策を怠らないことを最優先に考えてください。

得た知識を施術や接客に生かせる

身につけた知識やスキルをクリニックでの接客や施術に生かせることも、資格を取得する大きなメリットの1つです。

例えば、化粧品の成分について学べる「化粧品成分上級スペシャリスト」を取得すると、お客様の肌質に応じて、使うべき化粧品について的確なアドバイスをすることができます。

外国語に関する資格を通して語学力を身につけることができれば、外国人のお客様とスムーズにコミュニケーションを取ることができ、幅広いお客様に対応することが可能となります。

このように、資格を通して業務の幅を広げることができれば、美容看護師の仕事により大きなやりがいを見出せるでしょう。

勤務先での評価アップに繋がる

美容に関する資格をスタッフの評価基準の1つとして取り入れている美容クリニックも少なくありません。勤務先のクリニックによっては、資格を取得することで昇給を狙える可能性があります

前述したような業務の幅を広げられる資格を取得して、キャリアアップを目指すこともできます。資格の勉強を通してお客様により質の高いサービスを提供できれば、勤務先での評価アップに繋がりやすくなるためです。

生涯役に立つ知識が身につく

化粧品やスキンケアに関する資格は、自分に合った化粧品を見極めたり正しいスキンケアの方法を取り入れたり、自身の美容ケアに生かすことができます。語学の資格を持っていると、別の業界への転職を検討する際に有利となる可能性があります。

このように、美容看護師の業務に限らず生涯ずっと役立てられる資格も多いです。

美容看護師が取得すると有利な資格とは?

美容看護師の就職活動や日々の業務に役立つ、おすすめの資格をご紹介していきます。

  • 日本化粧品検定
  • スキンケアアドバイザー/スキンケアカウンセラー
  • 化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定)
  • 美容薬学検定
  • スキンケアマイスター/コスメマイスター
  • 認定エステティシャン
  • サプリメントアドバイザー
  • 語学に関する資格

日本化粧品検定

文部科学省が後援しており、累計の受験者数が116万人を超える(2023年5月現在)日本化粧品検定。現役の美容看護師が多く取得しており、美容看護師としての就職を考えている方に特におすすめしたい資格です。

化粧品やサプリメント、ヘアケアなど、美容の知識を体系的に学ぶことができます。

採用面接でのアピールを目的に受験するのであれば、多くの美容看護師が取得している1級の受験をおすすめします。1級の試験には2、3級の範囲も含まれているため、1~3級の範囲をまんべんなく網羅しておきましょう。

取得の流れ 年2回(5月、11月)
全国47都道府県の会場にて受験可能(1、2級)
費用 1級:13,200円(税込)
2級:6,600円(税込)
3級:無料
試験対策 公式テキスト、公式問題集、対策講座

スキンケアアドバイザー/スキンケアカウンセラー

一般社団法人日本スキンケア協会が監修する資格で、化粧品や正しいスキンケアに関する深い知識を習得できます。

協会が実施するスキンケア資格通信講座を受講して、提出する課題レポートで70%以上の正答率を獲得すれば合格となります。不合格になった場合でも、レポートは無料で何度でも提出することが可能です。

エステティシャンや化粧品販売員といった、美容業界に携わる様々な職種の方が取得しています。美容業界での実務経験がない方が、採用の場で知識を有していることをアピールするのにおすすめの資格だと言えるでしょう。

ただし、6ヶ月間の講座を受講したり高額な費用を支払う必要があり、時間やコストに余裕がある方でないと取得するのは難しいです。いつまでに資格を取得したいのか、どれくらいの時間とお金をかけられるのかを、十分に吟味した上で挑戦を検討してみてください。

取得の流れ レポート提出
費用 スキンケアアドバイザー:36,800円(税別)
スキンケアカウンセラー:63,800円(税別)
セット受講:69,800円(税別)
試験対策 講座受講(各6ヶ月)

化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定)

一般社団法人化粧品成分検定協会が監修している、化粧品の成分やパッケージに記載されている情報について詳しく学べる検定です。化粧品の成分に関する知識は、美容クリニックの接客の場において生かすことができます

美容クリニックを訪れるお客様は美意識が高く、化粧品に高い関心を持っている方が多い傾向にあります。医院で販売する化粧品の効果を的確に説明したり、お客様が使用する化粧品についてアドバイスすることができ、お客様に頼りにしてもらいやすくなるでしょう。

取得の流れ 1、2級:年2回会場受験
3級:Web受験
費用 1級:10,000円(税別)
2級:6,000円(税別)
3級:無料
試験対策 公式テキスト、公式問題集、eラーニングによる有料セミナー

美容薬学検定

美容薬学検定は、内閣府認証の特定非営利活動法人である日本セルフケア支援薬剤師センター(薬学検定事務局)が実施しています。

試験の正答率に応じて合格級が定められており、肌トラブルに関する知識や化粧品、サプリメントなどの成分について詳しく学ぶことが可能です。大きな特徴としては、保健用食品について深く学べることが挙げられます。

クリニックを訪れるお客様に、美容や健康について幅広くアドバイスを送りたい方におすすめの資格だと言えます。

取得の流れ 試験(会場、在宅)
正答率70%以上→1級、60%以上→2級合格
費用 会場受験:6,100円(税込)
在宅受験:6,700円(税込)
試験対策 公式テキスト、過去問題集

スキンケアマイスター/コスメマイスター

一般社団法人日本コスメティック協会が実施しており、美容を「科学」として捉えた美容学を体系的に学べる資格です。スキンケアマイスターでは美容に関する総合的な知識を、コスメマイスターでは化粧品に特化した知識を習得することができます。

受験料が比較的安価でありWebで受験できることから、忙しくてなかなか勉強の時間を確保するのが難しい方に適していると言えます。ただし、3年ごとに更新する必要があることに留意しておきましょう。

取得の流れ 試験(Web)
費用 5,000円(税別)
試験対策 公式テキスト

認定エステティシャン

正式な協会によって認定を受けているエステティシャンの資格としては、以下の2つが挙げられます。

  • AJESTHE認定エステティシャン(一般社団法人日本エステティック協会)
  • AEA認定エステティシャン(一般社団法人日本エステティック業協会)

美容系サロンで働く施術スタッフが積極的に取得する傾向にある認定エステティシャン。美容看護師とも非常に相性の良い資格だと言えます。

というのも、エステの施術に関する知識や技能を身につけられるためです。イオン導入やキャビテーション、ラジオ波といったエステサロンで行うような施術を取り入れている美容クリニックで活躍するチャンスを広げることができます。

ただし、下の表に示すように、資格を取得するためには膨大な時間と費用が必要となります。コストや労力を十分に確保できるのかを吟味した上で、受験を検討することをおすすめします。

  • AJESTHE認定エステティシャン(一般社団法人日本エステティック協会)
取得の流れ 試験
施術経験(1年以上の実務経験or認定校のコース修了)
正会員として協会に入会
費用 試験:10,560円(税込)
認定校コース(通学コース):580,800円(税込)※入学金:55,000円(税込)
認定校コース(通信コース):215,710円(税込)~
試験対策
  • AEA認定エステティシャン(一般社団法人日本エステティック業協会)
取得の流れ 試験(筆記、実技)
実務経験or認定校コースの修了
費用 認定校コースを修了
試験対策 対策講座、模擬試験

サプリメントアドバイザー

クリニックを訪れるお客様の中には、美容への関心が非常に高く、サプリメントを積極的に取り入れている方も少なくありません。

サプリメントに関する質問にわかりやすく答えることができれば、お客様からの信頼度をアップさせ、顧客満足度の向上に繋げられるでしょう。

サプリメントの成分や機能、理想的な摂取の仕方に関してプロフェッショナルを目指すことができる資格として、サプリメントアドバイザーが挙げられます。

日本ニュートリション協会に入会し、完全通信教育制のサプリメントアドバイザー養成講座を以下のような流れで受講していきます。

  • 養成講座First Stage→問題集に回答→添削→合格
  • 養成講座Second Stage→問題集に回答→添削→合格

自宅で手軽に受講できますが、約1年かけて修了する必要があります。また、5年ごとに研修単位の取得や更新手続きや手数料の支払い、レポートの提出を経て資格を更新しなければなりません。

長期間にわたって講座を受講するスケジュールを確保した上で、挑戦することをおすすめします。

取得の流れ 養成講座の受講→試験
費用 入会費:1,000円 年会費:8,000円
養成講座:51,000円
試験:15,300円(税込)
試験対策

語学に関する資格

日本の美容医療技術は海外でも非常に信頼性が高く、近年では、多くの外国人が日本の美容クリニックを利用しています。中でも、中国人のお客様が多く来院する傾向が強いです。

美容クリニックでは、お客様が抱えている悩みを聞き出したり、行う施術を決定したりする際に綿密なコミュニケーションが欠かせません。外国人のお客様と通訳を介してやり取りすると、治療に関する意思疎通に支障が出てしまう可能性が高いです。

こうした理由から、外国のお客様と通訳を介さずに対応できる人材は、美容クリニックでとても重宝されます。美容クリニックの受付や看護師を募集する求人の中には、「英語を活用する仕事」と明記しているものも少なくありません。

  • TOEIC
  • 中国語検定

美容看護師の方におすすめしたい語学に関する資格としては、主に以下の2つが挙げられます。しかし、英語や中国語が得意な方でない限り、ビジネスの場で問題なく使用できる語学力を身に付けるためには相当な勉強量が必要となります。

語学力は美容看護師にとってプラスになり得るものの、外国人が多く訪れるクリニックでない限り、語学力を生かす機会は極めて少ないです。取得に必要となる費用や時間を考えると、比較的優先度の低い資格だと言えます。

美容看護師が資格取得を目指す際の注意点

お伝えしているように、美容看護師が資格を取得すると就職活動や日々の業務において大きなメリットがあります。しかし、資格を通して得られた知識を業務や自分の人生に生かさなければ、時間や費用をかけて取得する意味がありません。

ただ闇雲に資格を取得するのではなく、以下のようなポイントを整理して、自分にとって本当に必要な資格であるかどうかを十分吟味するようにしてください。

  • 資格を取得する目的
  • 自分自身の優先度
  • 資格の取得に費やせる時間
  • 必要な金額
  • 必要な時間の目安
  • 難易度・合格率

費用対効果を考慮して必要な資格を取得しよう

資格を取得するだけでなく、得られた知識やスキルを施術や接客に生かしてこそ、費やす時間や金額に見合うメリットを得られます。就職活動や勤務先での評価だけを見据えるのではなく、自分自身のレベルアップを目指すために、ぜひ資格を取得してみてください。

美容看護師の他にも、美容業界に携われる職種は多数存在します。株式会社NBSでは、美容機器の導入を検討しているサロン様をサポートする様々な職種について募集を行っています。興味のある方は、ぜひこちらのサイトをチェックしてみてください。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。