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美容クリニックのオーナーになるには?開業資金・資格・集客のコツ

人々の美容意識が高まる現代で、美容クリニック(皮膚科)を開業しようとお考えの方も多いのではないでしょうか。

誰でも美容クリニックを開業できるのかという素朴な疑問にお答えするところから、開業の資金流れ集客など、開業におけるポイントを大まかに説明していきます。

開業までのざっくりとしたイメージを少しでも具体的にすることで、開業に一歩踏み出してみましょう。

医師免許がなくても美容クリニックのオーナーになれる?

結論から申し上げますと、医師免許を持っていない方でも美容クリニックのオーナーになることができます。基本的には医師免許を持つ方が開業をしますが、以下の3つのタイプであれば非医師の方でも開業が可能です。

  • MS法人(メディカルサポート法人)
  • 医療法人
  • 一般社団法人

非医師の方が開業する場合、経営はオーナー、現場の診療は雇った医師が行うことで効率的な運営に繋がるというメリットがあります。一方で、経営陣と現場の対立の可能性、医師の人件費のための資金の確保というデメリットも持ち合わせています。

ではここからは、オーナーの医師免許の有無に関わらず、美容クリニックのオーナーになるために必要な事項を順に説明していきます。

美容クリニックの開業資金はいくら?

美容クリニックの開業に必要な資金は4,000万円〜6,000万円と言われています。

開業資金の全額を自己資金で賄うのは難しいです。そのため、融資を受ける場合がほとんどですが、自己資金が全くない状態で融資を受けることもまた難しいでしょう。

最低でも開業資金の1〜2割程度の自己資金を用意することが望ましいため、美容クリニックの開業に際しては少なくとも400万円程度は必要になってきます。

開業資金は初期費用とランニングコストに分けて考えると良いでしょう。

  • 初期費用:物件、内装工事、脱毛機、採用
  • ランニングコスト:家賃、人件費、借入金の返済

特に初期費用はものによって金額が大幅に変動するので、ランニングコストも踏まえたうえで、どの物件を購入し、どの機械を導入するのかなどを検討しましょう。

美容クリニックの開業に資格は必要?

美容クリニックの開業に資格は必要ありません。上述したように、医師免許がなくても開業自体は可能です。

ただし、持っていると有利な資格はあります。代表的なものは以下の4つです。

  • 医療経営士
  • 病院経営管理士
  • 医療経営コンサルタント
  • 防火管理者

少子高齢化を迎えた現代では医療機関は経営と向き合わざるを得ない状況にあります。美容クリニックを健全に運営していくうえで必要とされているのが医療経営士病院経営管理士医療経営コンサルタントの資格です。

また、防火管理者とは、火事を未然に防ぐための管理をする人を指します。施設の収容人数が30人以上の場合、防火管理者を選定する必要があります。

防火管理者はスタッフでも問題ありませんが、スタッフは退職の可能性があるので、オーナーが取得しておけば、資格の取り直しのリスクも防げます。

美容クリニックのオーナーになるまでの流れ

美容クリニックを開業するまでの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 事業計画の策定
  2. 開業地の決定
  3. 資金調達
  4. 設備の整備、人材の確保
  5. 医療機器の選定
  6. 税理士・公認会計士・社労士の選定
  7. 集客
  8. 行政などへ届出の提出
  9. スタッフ研修
  10. 美容クリニック開業

次章以降で、開業の流れにおいてポイントとなる資金調達、内装、集客に焦点を当てて説明していきます。

美容クリニックの開業における資金調達方法

美容クリニックを開業するための主な資金調達方法は以下の4つです。

  • 自己資金
  • 親族からの資金提供
  • 補助金・助成金
  • 融資

自己資金

自己資金が多ければ多いほど良いのは言うまでもありません。

ただし、金融機関の審査においては預貯金残高が多いほど、事業の計画性があり、無理のない開業であると評価されます。そのため、無理に自己資金だけで開業しようとすると預貯金が減り、金融機関の評価が下がる可能性があるため注意が必要です。

他の手段で得たお金と合わせて使うのが良いでしょう。

親族からの資金提供

美容クリニックを開業する際にご家族やご親族から資金提供を受ける方も少なくありません。

親族から資金を借入れた場合、金融機関は実質的に自己資金だと判断する場合があります。ただし、その際にはそのお金が贈与なのか、貸付なのかをはっきりさせておきましょう。

借入れのつもりでいたら贈与とみなされ、多額の税金がかかってしまったという事例もあります。

贈与であれば課税を避けることを、貸付であれば借用書を作り、返済実績を作ることを意識しましょう。

補助金・助成金

補助金・助成金とは、国や地方自治体の政策目標に沿った事業を行うときに支給されるお金のことを指します。

補助金と助成金は混同しやすいですが、異なる点がいくつか存在します。

  • 管轄と目的
  • 支給額
  • 審査
  • 受付期間

補助金は経済産業省の管轄で、新規事業や研究開発などビジネスを支援することが目的です。一方、助成金の多くは厚生労働省の管轄で、事業者の雇用や労働環境改善の支援を目的とします。

支給額に関しては、助成金よりも補助金の方が多い傾向にありますが、その分補助金は審査で落ちる可能性があり、申請期間も限定されます。助成金は一定の要件を満たしさえすれば必ず支給されるうえ、通年で募集しています。

どちらも事業実施後の清算払い(後払い)であることや申請から支給まで時間がかかることに注意が必要です。

融資

自己資金や助成金でも不足分が生じた場合、融資を考えましょう。以下の機関が融資を行っています。

  • 独立行政法人福祉医療機構(WAM)
  • 日本政策金融公庫
  • 地方自治体
  • 医師信用組合

特に日本政策金融公庫は中小企業や個人事業主を支援することを目的として設立された政府系金融機関であり、小規模事業者が利用しやすいという特徴があります。

審査を受けやすく、低金利で借入れが可能で、返済期間を長く設定ができます。ただし、支払いの遅延や未払いが生じると借入れを断られる場合もあるので、普段から健全な財政管理をしておく必要があります。

魅力的な美容クリニックの内装とは?

美容クリニックの内装はお客様の印象を決めるだけでなく、他院との差別化を図る重要な要素になります。内装を決めるうえで大切なポイントを押さえましょう。

  • プライバシーが保護されている
  • コンセプトが表現できている
  • パウダールームが充実している
  • スタッフの導線が確保されている

プライバシーが保護されている

スタッフに相談する内容を他のお客様に聞かれたくないというお客様も多いでしょう。施術スペースだけでなく、ヒアリングを行うスペースや待合室でもプライバシーを守る必要があります。

パーテーションやドア付きの個室にするなど、お客様が安心して通える設計にしましょう。ただし、プライバシーの保護を気にするあまり、圧迫感を与える設計にならないように注意が必要です。

コンセプトが表現できている

美容クリニックの内装において最も重要だといっても過言ではないのが、「コンセプトに沿えている内装になっているか」という項目です。美容クリニックの内装はホームページなどに掲載する可能性が高く、お客様の第一印象を決めます。

若い女性をターゲットにしたクリニックでは流行を取り入れたデザインに、高級感が取柄のクリニックではおしゃれなインテリアを多めに取り入れてみましょう。コンセプトに沿った内装は競合との差別化にもなり、ターゲットのお客様の流入増加を狙うことができます。

パウダールームが充実している

美容クリニックを利用するお客様は美容への意識が高い傾向があります。来院時にも化粧をされていたり、施術後も化粧をしたいと思う方が少なくないでしょう。

そこでパウダールームを設置することで、お客様満足度の向上を図ることをおすすめします。広めにスペースをとる、小物を置けるようテーブルを設置するなど、パウダールームを充実させる工夫はたくさんあります。

清潔感があり、利便性の高いパウダールームを設置しましょう。

スタッフの導線が確保されている

お客様のための空間も重要ですが、スタッフの動きやすさを考慮した内装にすることも大切です。スタッフの導線を意識した内装を意識しましょう。

スタッフの導線を確保すると、機械の移動がスムーズになり、お客様へのサービスの提供スピードも上がるため、結果的にお客様の満足度を上げることに繋がります。

お客様だけでなく、スタッフにとっても働きやすい環境づくりをしましょう。

美容クリニックの集客のポイント

競争が激しい美容医療業界では集客が必須です。代表的な集客方法をご紹介します。

  • Web広告を利用する
  • ホームページに詳しく情報を掲載する
  • 美容系のポータルサイトに掲載する

Web広告を利用する

ほとんどの人がスマートフォンやパソコンなどのネットでの情報収集をするこの時代では、Web広告での集客がおすすめです。

Web広告とは、検索結果画面に表示されたり、画面の横端や下部、記事中にバナー(画像)として表示されたりする、インターネット上の広告を指します。

ターゲットを絞って低予算で出稿でき、広告の出し方やデザインの修正も利かせやすいのがメリットです。既に脱毛や美容に興味を持っている方を集客するのに効果的な手法だといえます。

ホームページに詳しく情報を掲載する

美容クリニックに関しては情報の規制が厳しく、SNSなどの発信が難しい現状があります。そのため、ほとんどのクリニックはSNSではなくホームページでお客様への訴求を図ります

お客様が情報を仕入れる先は限られているため、お客様の信頼を勝ち取るためにはホームページに詳しく情報を掲載することが必要です。

施術内容や料金などの基本情報だけでなく、施術前後の写真や施術スタッフの写真など、視覚的にお客様に安心を与える内容をコンテンツに含めるのも良いかもしれません。

美容系のポータルサイトに掲載する

ポータルサイトとは、様々なコンテンツのリンク集が設置されているWebサイトのことです。インターネット上に散らばっている情報の中から、自分に必要なものだけを簡単に探し出せるというメリットがあります。

美容医療や医療脱毛に特化しているポータルサイトが存在するので、そこに自院のホームページを掲載することで集客を図ることができます。

入念な準備によって美容クリニックの開業を成功させましょう

本記事では、美容クリニックのオーナーになるまでの流れと、特に重視してほしい項目のポイントを解説いたしました。

オーナーの医師免許の有無にかかわらず、開業には多額の費用や準備すべき事柄がたくさんあります。市場も成熟してきており、経営は一筋縄ではいきません。

ご自身の美容クリニックだからこその強みをアピールしていくことが、魅力的なクリニックの経営に繋がります。そのためにも、開業をするうえで押さえるべき必須項目はしっかり理解しておきましょう。

株式会社NBSでは、経営者向けのセミナーの開催、ホームページ上での開業前の準備や集客に関する情報の掲載などにより、脱毛サロン・クリニックの開業を支援しています。

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この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。