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【メンズ脱毛サロン向け】内装デザインのポイントや工事費用、必要スペースなど解説

近年、美意識の高まりから需要が急増している男性向けの脱毛サロン。男性向けの脱毛メニューの提供は、他サロンとの差別化を図りやすかったり、リピーターを獲得しやすかったりと、サロン経営の観点から見ても多くのメリットがあります。

脱毛サロンの内装は、リピーター獲得や顧客満足度を高める重要なポイントです。どれだけ良い業務用脱毛機を導入して、魅力的なコンセプトを考えていても、「落ち着かない」「汚れが気になる」などあれば、次の来店には繋がらないでしょう。

今回のコラムでは、男性向けの脱毛サロンを開業したいと考えているオーナー様向けに、店舗の内装について詳しく解説していきます。

メンズ脱毛サロンの内装をデザインするポイント

まずは、デザインのポイントを押さえていきましょう。

  • コンセプトを反映させる
  • 清潔感を大切にする
  • 非日常を提供する
  • お客様が落ち着ける空間を目指す
  • 作業動線と客動線を意識した店舗づくりをする
  • 床材や照明までこだわる
  • 防犯対策を整えておく

コンセプトを反映させる

サロンの内装の根底となるのがコンセプトです。内装だけではなく、脱毛機選びや看板デザインなど、サロンに関する全てがコンセプトをもとに意思決定を行います。

例えば、男性向けの脱毛サロンといっても、ターゲットやコンセプトによって内装デザインは大きく変わります。

学生向けの安価な脱毛サロンであれば、清潔感重視で明るい開放感のあるデザインが良いでしょう。反対に、アッパー層向けに完全予約制のラグジュアリーな脱毛サロンであれば、プライバシーに考慮した個室も必要となり、壁や床材もよりグレードの高いものを選びたいもの。

コンセプトがしっかりしていると、店内の雰囲気がちぐはぐになったりせず、まとまりやすくなります。まずは、コンセプトを反映させた店づくりを意識しましょう。

清潔感を大切にする

脱毛サロンをはじめとする美容サロンで基本となるのが”清潔感”です。「カーペットにシミがついている」「ほこりが溜まっている」など、お客様に目につく場所はもちろん細部まで清掃を行ってください。

掃除がしやすいように床材をタイルにする、ほこりや汚れを見落とさないように照明は調光タイプにするなども考えておくとメンテナンスが楽になります。

合わせて注意したいのが”臭い”です。体臭はもちろんですが、喫煙者の方は要注意。タバコの臭いは本人以上に周りは過敏に感じ取っています。

タオルやカーテン、ベッドなどリネン類は臭いが付きやすいです。施術でうつ伏せになっている時にタバコの臭いがしてくるなんてこともあり得るでしょう。

喫煙後は念入りに手を洗う、営業時間内はタバコを吸わないなど、ルールを決めておきましょう。

非日常を提供する

お客様は「悩みを解決できる」という期待感を持って、脱毛サロンへ足を運んでくれています。生活感は、そんなお客様の高揚感を現実に引き戻してしまいます。

特に自宅で脱毛サロンを開業する場合は注意が必要です。居住空間となるべく離し、玄関から期待が高まるように照明やBGMで空間演出を行いましょう。

お客様が落ち着ける空間を目指す

脱毛サロンは、施術時にスタッフに素肌を見せる必要があります。ここに抵抗感を持っている方が多いのも確かです。

リラックスして過ごしていただけるように、施術室はパーティションを用意しプライベート空間を守るなど、安心して過ごせるような工夫を取り入れて下さい。

女性向けのサロンとは異なり、パステルカラーではなくシックな配色を選んだり、レースなどのかわいらしいデザインより爽やかなデザインを取り入れたりなどもおすすめです。

作業動線と客動線を意識した店舗づくりをする

内装を考えるときに、デザインだけではなく動線についても考えておきたいところ。脱毛サロンでいう動線には作業動線と客動線があります。

作業動線

スタッフが効率よく働けるような動線を指します。

作業動線が悪いサロンは、効率が悪くなり、回転数が伸びないため、売上もすぐに頭打ちしてしまいます。施術中にバタバタとスタッフが動き回ったり、お客様に動いていただかないといけなかったりすると、落ち着くサロンとは程遠いでしょう。

どんな手順で作業を進めていくのかシミュレーションしながらレイアウトを考えてください。

客動線

玄関からお店を出るまでのお客様の流れを指します。受付やカウンセリングルーム、施術室だけではなく、洗面所やトイレなどへのアクセスも含まれています。

お客様の来店から退店までの流れを明確にして、お客様が不便や不快感を感じることがないように動線を確保しましょう。

照明や備品までこだわる

内装というと床材や壁紙、間取りに目が行きがちですが、細かなインテリアも忘れてはいけません。照明や什器、備品にもお店のこだわりを反映させましょう。

ただのタオル1つとっても、価格によって品質が全く異なります。高級感あるサロンであれば、お客様の肌に触れるこうした備品にもこだわっておきたいところ。

全てを最高級品にするのは予算的にも現実的ではありませんが、自分の理想のサロンを思い浮かべながらインテリアも用意すると良いですよ。

防犯対策を整えておく

男性向けのエステサロンでマストで行いたいのが、防犯対策です。スタッフに女性がいる場合は、安心して働けるようにサポートするのもオーナーの大切な役割の1つです。

実際に男性向けの脱毛サロンでは、施術されている様子を盗撮しようとしてトラブルに発展したケースも。

  • 盗撮に気づきやすいように施術室はすっきりまとめる
  • もしものために防犯カメラを設置しておく

など、万が一のトラブルにも対応できるように準備しておきましょう。

脱毛サロンの内装工事費の相場は


コンセプトや物件によっても大きく費用は差が出ますが、最低でも以下の金額は見積もっておくと良いでしょう。

  • スケルトン物件:30万円~(1坪当たり)
  • 居抜き物件:10万円~(1坪当たり)

これらは、あくまで内装のみの費用です。業務用脱毛機や備品代は含んでいないので実際にはもっと費用は必要になってくるでしょう。

加えて覚えておきたいのが、施工業者によって費用に差が出ること。住宅リフォームが得意な施工会社、オフィスデザインが得意な施工会社など、特色もさまざまです。

かならず複数の施行会社に相談・見積もりを依頼して、比較するようにしましょう。

メンズ脱毛サロンに必要なスペースとは


脱毛サロンは飲食店などとは異なり、コンパクトなスペースでサービスを提供できるのが大きなメリット。比較的装備もシンプルなので、広い間取りは必要ありません。

脱毛サロン開業で必要なスペースは以下の通り。気になる物件を見つけたら、どのように間取りを活用するのかイメージしてみましょう。

  • 受付
  • カウンセリングルーム
  • 脱衣・施術室
  • 事務スペース

受付

お客様を迎えるスペース。ベッド数が多いサロンであれば、予約のお客様の確認や待合室も必要になってくるでしょう。

お客様にとって、サロンの印象を決める場所でもあります。サロンのコンセプトをわかりやすく反映しましょう。

カウンセリングルーム

次に必要なのが、お客様の悩みを引き出すカウンセリングルームです。お客様が安心して、肌やムダ毛についての悩みを話していただけるように、プライバシーが守れるような空間にしてください。

カウンセリングシートを記入しやすいようにソファや机なども用意しておきましょう。

脱衣・施術室

施術室には以下の設備が最低でも必要です。

  • ベッド
  • ワゴン
  • 業務用脱毛機
  • 収納棚

前述したように、脱毛の施術に必要な設備は多くはないため、6畳ほどあれば施術スペースを確保することは可能です。

ただし、ラグジュアリーなサロンを目指すのであれば別。落ち着いた印象にするには内装に余白を持たせることが重要です。最低でも10畳程度の余裕のある間取りにしましょう。

事務スペース

スタッフが休憩したり、着替えたり、事務作業を行ったりするスペースを確保しておくと便利です。

オーナーが施術まで全て行う場合は、特に大きな空間は不要ですが、雇用人数に合わせて広さを決めておくと良いでしょう。

内装にこだわって、経営を成功させよう

男性向けの脱毛サロンの内装について解説を行いました。基本的には美容サロンの内装づくりのポイントと似ていますが、男性向けだからこそ注意したい部分があるのも確かです。

サロンづくりで大切にしたいのは以下の7点。

  • コンセプトを反映させる
  • 清潔感を大切にする
  • 非日常を提供する
  • お客様が落ち着ける空間を目指す
  • 働きやすい動線を心がける
  • 床材や照明までこだわる
  • 防犯対策を整えておく

自分のサロンに合わせた内装づくりにこだわって、お客様の満足度もアップさせましょう。

この記事の執筆者

NBS

NBS編集部

株式会社NBSは創業以来、日本全国の約1,500店舗のエステサロンや美容室に脱毛機を導入し、約3,000店舗のサロンと商品取引を行ってきた美容総合メーカーです。特に脱毛機においては業界のリーディングカンパニーとして数多くの商品を開発してきました。本サイトでは、美容サロンに関するこれまでの豊富な知識と経験を活かし、サロンオーナーの皆様に役立つ情報発信を行ってまいります。