あなたはサロンで使用する制服を選ぶ際、自身の好みや値段だけで決めていませんか?
実は、脱毛サロンで使用する制服は、スタッフの働きやすさやお客様満足度につながるため、慎重に検討する必要があります。
今回のコラムでは、脱毛サロンで使用する制服の選び方を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
脱毛サロンの制服選びが重要な理由
初めに脱毛サロンの制服選びが重要な理由を説明します。
スタッフの働きやすさが向上する
制服にこだわることで、スタッフの働きやすさを向上させることができます。
スタッフの働きやすい環境づくりは、脱毛サロンに限らずどのビジネスにおいても重要です。
特に脱毛サロンでは、業務用脱毛機やその他多くの備品を扱うため、施術スペースが限られています。
自身に合ったサイズや動きやすい制服を着用することで、施術に集中することができ、サービスの質や施術効率の向上など、サロン全体の生産性を高めることができます。
サロンのコンセプトを表現する
制服の色やデザインを工夫することで、サロンのコンセプトを表現することができます。
コンセプトは店舗の雰囲気や強みを反映しており、来店する際の判断基準になるため、お客様に伝え割りやすくする工夫が大切です。
制服はお客様の目に留まりやすいため、コンセプトをわかりやすく表現することで、効果的な集客が期待できるでしょう。
従業員の仲間意識が生まれる
制服を統一することで、スタッフ間の仲間意識を高めることができます。
チームとして働いている自覚を持ってもらうことができ、高いモチベーションを維持することができるでしょう。
モチベーションの維持は離職率やサービスの質にも関係するため、安定したサロン経営には欠かせません。
サロンの信頼感がアップする
エステティシャンの身だしなみが整っているサロンは、細かな配慮が行き届いている印象を受けます。
お客様は信頼できるサロンを利用したいと考えているため、制服のデザインやシワのつきにくさへのこだわりは、集客に直接影響を及ぼします。
脱毛サロンの制服の種類
- ワンピース
- チュニック
- カットソー&パンツ
- エプロン
エステサロンでよく使用される制服は主に4種類に分けられます。
チュニックは医療や介護現場で使用されるため、動きやすく丈夫な仕様で、脱毛サロンでは特に人気です。
ファッション性が高く女性らしい見た目が理由で、ワンピースタイプも注目を浴びていますが、スカート特有の動きにくさが難点です。
脱毛サロンの制服を選ぶ際の注意点
ここからは脱毛サロンの制服を選ぶ際の注意点を説明します。
使用用途
制服を選ぶ際の注意点はいくつかありますが、使用用途に合わせることが大前提です。
自身のサロンでは、どのような順番で施術を行うのか、施術室の大きさはどれくらいかなど、実際に働いているイメージを持って選ぶようにしましょう。
痩身やフェイシャルエステなど脱毛以外のメニューや、季節に応じて複数の種類を準備しておくのもおすすめです。
清潔感
清潔感があるスタッフの施術は「丁寧で信頼できる」といった印象を与えることができます。
毛玉ができやすい生地やシワになりやすい素材を使用している制服は避けるのをおすすめします。
また、目に見えない部分ではありますが、抗菌タイプの制服は感染症対策に効果的です。
カラー
色には人の気分やモノの印象を変える心理効果があります。
制服によく使用される色の効果をまとめたので、参考にしてみてください。
色彩効果は、スカーフや名札など小さなアクセサリーに差し色として使用するだけでも十分効果的です。
自身のサロンに来店したお客様に、どのような体験をしてほしいのかを具体的に考え、制服の色を決めましょう。
統一感
お客様に違和感を与えないように、統一感のあるデザインを選びましょう。
内装などとの統一感だけでなく、サロンコンセプトや施術内容に合っているかも確認してください。
自身のサロンイメージをお客様に理解してもらいやすく、効果的な集客につながります。
機能性
脱毛サロンに来店されるお客様の一番の目的は脱毛です。施術の質や効率を高めるために、スタッフの働きやすさを追求しましょう。
ストレッチ性
脱毛の施術は移動や腰を曲げるような体制をとることが多く、動きにくい制服では施術の妨げになります。ストレッチ性の高いタイプを選びましょう。
実際に着てみないとわからないことが多いので、可能であれば、試着ができる店舗での購入をおすすめします。
通気性
脱毛サロンでは長時間連続して施術を行うことも多いため、意外にスタッフの運動量が多く体温が高くなりやすいです。
通気性の高い制服を着用することで、清潔感を保ち快適に働くことができます。
ポケットの数
脱毛の施術中はマスキングテープやペンなど、部位に応じてさまざまな備品を使用します。
ポケットの多い制服を使用することで、素早く準備することができます。
スタッフの働きやすさを高めるだけでなく、施術時間の短縮もできるため、お客様満足度の向上にもつながります。
丈の長さ
トップスは主に半袖タイプが多いため、袖の長さに関してはあまり心配する必要はありません。
一方で、パンツやワンピ―ツは、サイズが合っていないと機械のコードや備品に引っかかる恐れがあり、お客様に迷惑をかけてしまう可能性があります。
床や靴にかからないように、自身の体型に合った丈の長さを選びましょう。
価格
サロン用制服の価格帯は幅広く、安いもので3000円、高いもので1万円以上します。
予算に応じて価格帯を検討してください。
ただし、低価格な制服は耐久性があまり高くない傾向にあり、頻繁に買い換えなければならない場合があります。
結局多額のコストがかかってしまうため、初期費用に余裕があれば、ある程度高品質な制服を購入することをおすすめします。
肌触り
脱毛サロンでは制服がお客様の肌に触れる機会も少なくないため、肌触りの良い生地を選びましょう。
一般的にはポリエステルが多く使用されていますが、肌に優しい綿(コットン)を使用した制服もあります。
実際に触れてみたり、製品情報を確認してみるなどして、制服の生地を事前に確認しておきましょう。
特別感のあるデザイン
脱毛サロンに来店する方の中には、脱毛や美容目的だけでなくサロン特有の非日常空間を楽しみにしているお客様もたくさんいます。
特別感のあるデザインを選ぶことは、サロンの非日常感を引き立たせることができ、顧客満足度の向上につながります。
こだわりの制服でより良いサロン経営を!
今回のコラムでは脱毛サロンで使用する制服の選び方を解説しました。
制服へのこだわりは、お客様にとってもサロンスタッフにとっても重要だということが理解できましたでしょうか?
「一般的にはワンピースが使用されているけど、パンツタイプの方が施術しやすい」など、
制服は実際に着用してみると一般的な意見と自分の感覚が異なる場合もあります。
コラムを参考にしながらも、最終的には自身の感覚を基準に判断するようにしましょう。