脱毛サロンを開業するにあたって、必要な備品はたくさんあります。用意に時間がかかる備品もあるため、余裕をもって準備を始めることが望ましいです。

今回は脱毛サロン開業の際に用意しておきたい備品や消耗品について特集します。脱毛サロンの開業をご検討されている方は参考にしてみてください。

お客様が使用するもの

お客様が使用するものは、お客様の肌に触れるものや、目につくものが多いです。肌触りや衛生面などに注意して選びましょう。

  • 業務用脱毛機
  • 施術ベッド
  • 脱毛ジェル
  • クリーンランプ
  • シェーバー
  • スリッパ
  • メイク落とし
  • ゴーグル
  • タオル
  • シーツ
  • ガウン
  • ペーパーショーツ
  • 荷物置き
  • マスク・アルコール消毒液・体温計
  • アフターケア用品 
  • 雑誌・タブレット
  • ドリンク

業務用脱毛機

脱毛サロンを開業するにあたって、業務用脱毛機の準備は必須です。以下のポイントに注意して選びましょう。

  • 効果の高さ
  • ランニングコスト
  • 安全性
  • メーカーサポートの充実度
  • 機能性 など

公式サイトや​​カタログを見るだけでなく、デモ体験やセミナーに参加し、できる限り現物のサイズ感や使用感を確かめてから購入することがおすすめです。販売価格は数百万円ですが、レンタルや分割支払いにすることで、初期費用を抑えることができます。

施術ベッド

施術用ベッドは、お客様が快適に施術を受けられるように安定感があり、寝心地の良いものが望ましいです。サイズ感や寝心地を確認してから購入しましょう。

脱毛ジェル

肌への負担を軽減し、安全に施術を行うためには、脱毛ジェルの用意をしましょう。肌に潤いを与えるコラーゲンや、肌の乾燥予防・改善効果を持つヒアルロン酸などが含まれているジェルがおすすめです。アルコールや防腐剤が入っているジェルは、敏感肌の方には刺激が強いため、控えましょう。

クリーンランプ

クリーンランプのような衛生機器があるとサロンの清潔感を保ちやすくなります。他にも超音波洗浄機やタオルウォーマーが便利です。

お客様にサロンを安心してご利用いただけるように、普段からこれらのような衛生機器を使用することを心がけましょう。

シェーバー

施術前に剃り残しがあった場合、シェーバーでの処理を行います。お客様の肌を傷つけないように、安全性が高く、産毛にも濃い毛にも対応する機能性の高いものが便利です。

スリッパ

入店時は、靴からスリッパに履き替えていただく必要があります。こまめに消毒し、清潔さを保つようにしましょう。

スリッパも他の備品と色を合わせることで、細部まで統一感を出すことができます。

メイク落とし

顔脱毛をする際は、施術前にメイクを落とさなければいけません。お客様の中には肌が弱い方もいらっしゃるため、肌に優しいメイク落としを常備しておきましょう。

オイルクレンジングよりも、拭き取りタイプの方がメイクを落としやすいです。

ゴーグル

施術の際には、お客様にも目を保護するためのゴーグルを着用してもらいます。脱毛器にオプションとして付いてくることがほとんどですが、追加で購入しなければいけない場合もあります。

タオル

タオルは羽織りものとして使用したり、ジェルを拭き取ったり、ちょっとした清掃に使ったりと用途は様々です。バスタオルとフェイスタオルを、それぞれ多めに用意しましょう。

お客様の目につきやすいタオルは、白や茶色などの落ち着いた色がおすすめです。

シーツ

通常のベットシーツと使い捨てのベットシーツがありますが、感染対策のためにも使い捨てタイプがおすすめです。

お客様が汗をかくことも考えられるので、衛生面や保湿のことを考えて、アルミやパラフィンの使い捨てシーツを用意しましょう。ジェルなどで濡れることも多いので、少々高価でも防水の商品が望ましいです。

使い捨てガウン

使い捨てのガウンは、脱毛サロンの必須アイテムです。誰が使用しても、ゆとりがあるサイズを注文しましょう。

使い捨てショーツ

VIO脱毛をする場合には、お客様に使い捨てショーツを履いてもらうことが一般的です。VIOは特にデリケートであるため、肌触りが良いものを選びましょう。

荷物置き

お客様の荷物を置くためのカゴや傘立て、衣類をかけるハンガーを用意しましょう。トラブルを防止するため、荷物置きはなるべくお客様の目に届く位置に配置しましょう。

マスク・アルコール消毒液、体温計

  • マスク
  • アルコール消毒液
  • 体温計

新型コロナウイルスの流行によって、この三つもサロン経営の必須アイテムになりました。感染症対策が充実したサロンを選んで来店するお客様も多いので、必ず準備しましょう。

アフターケア用品

お客様に身軽な状態で来店していただけるように、スキンケア用品やコテなどのアフターケア用品を準備しておきましょう。品質の高いアフターケア用品を用意しておくことで、お客様の満足度が高まります。

雑誌・タブレット

待ち時間用に、雑誌やタブレット端末を用意しておくとお客様が退屈な思いをさせずに済みます。どの層のお客様も退屈しないように、雑誌は何種類か取り揃えておくことが望ましいです。

ドリンク

施術前後のサービスとしてドリンクを提供できるように、コーヒーや紅茶、コップやマドラーを用意しましょう。

スタッフが使用するもの

ここからは、お店で働くスタッフが使用する備品を紹介します。

  • ユニフォーム
  • インテリア・店内設備
  • レジ
  • ワゴン
  • 書類
  • パソコン
  • ロッカー
  • ゴミ箱
  • 伝票、ノート、文房具類
  • 掃除機・粘着クリーナー
  • 洗濯機
  • BGM

ユニフォーム

ユニフォーム一つで、お客様に与えるイメージは大きく変化します。1人で運営する個人エステサロンやセルフ脱毛サロンであっても、お客様に好印象を抱いてもらうため、清潔なユニフォームを用意しましょう。

どんな服を選べばいいのか迷った場合は、以下のような点を重視しましょう。

  • 清潔感
  • 統一感
  • 動きやすさ
  • 着心地の良さ
  • 内装との一体感

インテリア・店内設備

インテリアや店内設備は、店内の印象を大きく左右します。サロンの落ち着いた空間を演出するために、家具や観葉植物、BGM用オーディオ機器などを購入しましょう。サロンのコンセプトに合ったものを取り揃えることで、店内に統一感を出すことができます。

レジ

スタッフを数名雇用する場合は、POS(販売時点情報管理)機能を備えたレジがおすすめです。近年はキャッシュレス化が進んでいるため、現金だけでなく、クレジットカードや電子マネーに対応させることが望ましいです。

ワゴン

ジェルやティッシュなどの用品をまとめて置くために、施術室ごとにワゴンがあると便利です。作業効率を高めるだけでなく、インテリアの一つとしても活躍するので、店内の雰囲気に合わせて色や形を決めましょう。

書類

脱毛サロンには様々な書類が必要になります。株式会社NBSでは、契約書やカウンセリングシートの提供や、作成時のアドバイスを行っているので、お困りの際は気軽にご相談ください。

契約書

約款やコース・支払い料金の明細が記載された契約書です。テンプレートを利用する場合は、自分のサロンが提供するサービスと内容が合致しているかを一読して確認しましょう。

同意書

施術するにあたり、同意書に署名してもらうことは必須だと言えます。同意書には決まった様式はありませんが、トラブルの発生を回避するためにも、わかりやすい同意書を必ず用意しましょう。

プライバシーポリシー

個人情報の取り扱いに関する同意書です。個人情報の取得方法や利用目的など、個人情報保護法で公表が義務付けられている内容を記載します。

カウンセリングシート

お客様の情報を知るためのカウンセリングシートです。基本的にお客様に記入していただくことになる書面です。

硬毛化に関する承諾書

光やレーザーで発毛組織にダメージを与える施術では、まれに「硬毛化」という現象が発生することがあります。脱毛したい部位の一部の毛が固くなってしまったり、増えたりしてしまう現象です。

特に産毛が生える部位に多いと言われています。ほとんどの場合は継続施術で改善されますが、硬毛化に関する承諾書も用意しておきましょう。

親権同意書

未成年に施術する場合は必ず親の同意を確認しましょう。

記録用紙

お店側で施術の進行具合や機器出力のレベル、次回予約状況、特記事項などを記録してお客様のコンディションを把握するために使用します。Officeソフトなどでシートを作り、パソコンで編集管理することもおすすめです。

パソコン

最低でも1台はパソコンを購入しておきましょう。例えば、以下のようなことを管理するために必要になります。

  • 予約サイトの管理
  • 売上管理
  • 支出管理
  • 集客用ブログ執筆
  • クーポン更新
  • 備品の発注作業
  • アクセス分析

ロッカー

勤務中のスタッフが荷物を置いておけるロッカーが必要です。トラブルを防止するため、ロッカーの施錠を義務付けしましょう。

伝票・ノート・文房具類

伝票や領収書、ノート、ボールペン、ホッチキスなどの文房具類も一通り用意しておきましょう。サロンスタッフだけでなく、お客様が使用するシーンも少なくありません。

また、領収書の発行時や配達の受取時には、サロン用の印鑑が必要です。用意に時間がかかることもあるため、前もって準備しておきましょう。

掃除機・清掃用品

普段の清掃はもちろん、脱毛サロンの場合はシェービングをすることがあるので、清掃用品の準備をしましょう。剃った毛を掃除する際には、粘着クリーナーがあると便利です。

洗濯機

使用したタオルやシーツを洗うために洗濯機は必須です。コインランドリーという手もありますが、脱毛サロンは毎日多くの洗濯物が出るため、1台購入しておくことをおすすめします。

乾燥機能付きの洗濯機であれば、干す手間もなくなり、「明日使うタオルやシーツが乾かない」というような事態も起きにくくなります。

BGM

お客様によりリラックスした状態で施術を受けてもらうために、BGMを用意しましょう。リラクゼーション効果の高いヒーリングミュージックがおすすめです。

事前に備品の準備を行いましょう

脱毛サロンを開業するにあたって、備品の購入を忘れてはいけません。特にお客様の肌に触れるものはよく吟味して選ぶことが大切です。

備品の買い忘れを防ぐために、事前にチェックリストを作って準備することがおすすめです。