ラジオ波とキャビテーションの違いを徹底解説！向いている人の特徴とは？

痩身エステの施術には様々な種類があります。中でも特に人気が高く、広く知られている施術として、ラジオ波とキャビテーションが挙げられます。

比較的メジャーな施術ではありますが、仕組みや効果の違いについて詳しく把握している方は少ないのではないでしょうか。

今回のコラムでは、ラジオ波とキャビテーションの違いについて詳しく解説していきます。それぞれの施術に向いている人の特徴も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ラジオ波とは？

ラジオ波とは、30～300MHzという高い周波数を持つ電磁波のことを指します。電磁波を肌に直接照射すると、その波長によって体内に振動が発生します。細胞どうしの摩擦によって発生するジュール熱の温熱効果を利用して、痩身効果を促す施術です。

ラジオ波の効果

肌にラジオ波を照射すると、前述したような仕組みで体内にジュール熱が発生します。ジュール熱によって体温が上昇し、以下のような効果を発揮してくれます。

• 血行を促進する
• 基礎代謝をアップさせる
• 脂肪細胞・セルライトをほぐす

基礎代謝が向上すると冷え性やむくみの改善に繋がるだけでなく、太りにくい体質を目指すことも可能です。

ラジオ波によって脂肪細胞やセルライトが柔らかくなると、老廃物とともに排出されやすい状態に変化します。脂肪の排出が促されれば、痩身効果も期待できます。

さらに、ジュール熱は細胞自体の温度も上昇させます。すると、細胞の熱ダメージを修復するタンパク質であるヒートショックプロテインの生成が促進されます。ヒートショックプロテインは肌のターンオーバーを促す働きを持つため、肌の調子を整えることが可能です。

ラジオ波のメリット・デメリット

ラジオ波のメリットとして、下記の2点が挙げられます。

• 安全性が高い
• 痛みが少ない

「電磁波は健康に良くない」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、ラジオ波のような高周波の電磁波は、人体に悪影響をもたらすことはありません。

施術中の肌への刺激は少なく、肌の奥深くがじんわりと温まっているのを実感する程度です。ストレスなく施術を受けられる点も、ラジオ波の魅力の1つだと言えます。

一方、デメリットは即効性に欠ける点です。ラジオ波は脂肪細胞に直接アプローチするわけではありません。そのため、繰り返し施術を受けることで徐々に効果を実感できるケースがほとんどです。

キャビテーションとは？

「切らない脂肪吸引」とも呼ばれるキャビテーション。流れる液体の中で、圧力差により短時間で気泡が発生と消滅を繰り返す「空洞現象」を意味する施術です。

実際は、超音波を当てて体内の水分から気泡を発生させ、気泡が割れる際の衝撃によって脂肪細胞を破壊します。破壊された脂肪細胞は体外に排出されやすい状態となり、痩身効果が期待できます。

キャビテーションの効果

超音波によって破壊された脂肪細胞は、リンパ管を通って血液へと流れ、体外へ排出されます。脂肪細胞そのものの数が減るため、太りにくい体質を目指せます。

さらに、施術後にマッサージや運動を実施すると、破壊された脂肪細胞と体内に蓄積した老廃物が排出されやすくなります。血液やリンパの流れが改善し、むくみや冷えの解消が期待できます。

キャビテーションのメリット・デメリット

脂肪吸引や脂肪溶解注射など、脂肪細胞に直接働きかける施術はキャビテーションの他にも存在します。しかし、いずれの施術も身体にメスを入れたり針を刺したりと、肌を傷つけなければなりません。

超音波を肌に照射するキャビテーションは、肌に負担をかけることなく脂肪細胞に直接アプローチすることが可能です。

一方、キャビテーションには以下のようなデメリットがあります。

• 骨伝導音が発生する
• 肝臓に負担がかかる

施術する部位によって異なりますが、肌に超音波を照射するとその振動が骨に当たり、キーンという金属音のような音が響くことがあります。音に敏感な方にとっては、ストレスの要因となってしまうかもしれません。

キャビテーションによって破壊された脂肪細胞は肝臓に集められてから分解され、体外へと排出されます。施術後に大量の脂肪細胞が運ばれると、肝臓に大きな負担がかかってしまいます。

肝臓に過度な負担がかかるのを避けるため、ある程度間隔を空けて施術を受けることが望ましいです。サロンや機器によって異なりますが、1週間に1回程度のペースが推奨されることが一般的です。

また、妊娠中の方や飲酒直後の方は、キャビテーションの施術を控えることが推奨されています。

ラジオ波とキャビテーションの違いとは

ラジオ波とキャビテーションについて詳しく解説してきました。2つの違いを以下の表にまとめます。

ラジオ波に向いている人の特徴

以下のような特徴を持つ人は、ラジオ波の施術に適していると言えます。

• 冷え性が気になる
• 顔の施術を希望している

冷え性が気になる

男性の約4割、女性の約7割が悩んでいると言われている冷え性。自律神経の乱れや血液循環の悪化、基礎代謝の低下などが要因で起こります。ラジオ波は基礎代謝の改善や血流をスムーズにしてくれるため、冷え性の改善が期待できます。

顔の施術を希望している

ラジオ波の施術は安全性が高いため、身体だけでなく、顔にも施術できます。フェイスラインや目元といったデリケートな部分にも照射することが可能です。フェイスラインをスッキリさせたい、顔の脂肪に悩んでいるといった方にぴったりな施術だと言えます。

キャビテーションに向いている人の特徴

キャビテーションの施術に向いている人の特徴として、以下の2点が挙げられます。

• 部分痩せがしたい
• 短期間で痩身効果を実感したい

部分痩せがしたい

• ふくらはぎ
• 腕
• 肩
• 太もも

瘦身を目的として全身運動や食事制限を行うと、上記のような部位から順番に引き締まると言われています。上記の部位は、他の部位を比較して脂肪が燃焼しやすいためです。

二の腕やウエストといった痩せにくい部位を引き締めようと思うと、効果が出るまでにかなりの時間がかかってしまうでしょう。

キャビテーションは、超音波を当てた部位の脂肪細胞をピンポイントで破壊することが可能です。脂肪が気になる部位に対して集中的に施術を行い、部分痩せをしたい方にとって効果的だと言えます。

短期間で痩身効果を実感したい

脂肪細胞そのものの数を減らせるキャビテーションは、痩身エステの中でも即効性に優れた施術の1つ。中には、1回の施術で効果を実感できる方もいるようです。

結婚式や同窓会といったイベントや、薄着をする夏に向けて短期間で痩身効果を手に入れたい方は、キャビテーションの施術が適していると言えます。

ラジオ波やキャビテーションの効果を高めるには

ラジオ波やキャビテーションにおいて、より痩身効果を実感するためには、以下のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。

• 過度な食事や飲酒を控える
• 水分補給を積極的に行う
• ラジオ波とキャビテーションを同時に行う

過度な食事や飲酒を控える

ラジオ波やキャビテーションの施術を通して脂肪細胞へアプローチした後、安心して過度な食事や飲酒をしてしまうのはおすすめできません。摂取した栄養が脂肪となって吸収され、施術による痩身効果が軽減されてしまうためです。

特に、施術を行った直後は脂肪が過度に消費されており、一時的に脂肪を吸収しやすい状態にあると考えられます。施術後2～3時間経ってから、消化の良い食べ物を徐々に摂取していくのが望ましいです。

水分補給を積極的に行う

施術によって破壊された脂肪細胞や体内に蓄積した老廃物は、血液に溶け出します。それらを体外へ排出しやすくするため、施術後は水分補給を積極的に行って血流を促進することをおすすめします。

ラジオ波とキャビテーションを同時に行う

ラジオ波とキャビテーションは併用することで相乗効果が期待できるため、同じ施術コースに含まれることが多いです。2つの施術を組み合わせることで、以下のようにそれぞれの長所を生かし、痩身効果を高めることができます。

1. キャビテーションで脂肪細胞を破壊する
2. ラジオ波で代謝を促進して破壊された脂肪細胞の排出を促す

2つの施術を提供するならシークレットメスがおすすめ

仕組みや効果が大きく異なるラジオ波とキャビテーション。単独で実施するのももちろん有効ですが、2つの施術を組み合わせると、相乗効果により痩身効果をアップさせることができます。

痩身エステサロンにおいて2つ以上の施術を同時に提供する場合、複数の機能が搭載された複合機の導入がおすすめです。

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