いつか自分のサロンを持ちたいと考えているエステティシャンの方は少なくないでしょう。エステサロンは資格不要で比較的開業費用も少額で済むことから、多くの個人サロンがオープンし競争が激化しやすい業界です。このような状況下で生き残っていくには差別化がカギを握っています。
そんな中でおすすめなのが、ダイエットに特化した美容サロン。今回のコラムでは、ダイエットサロンについて、開業するための流れや方法、成功させるためのポイントなどを徹底的に解説していきます。
ダイエットサロンとは
主にエステサロンは以下の種類に分けることが可能です。
- フェイシャルエステサロン
- 脱毛サロン
- ダイエット(痩身)サロン
- ボディエステサロン
- リラクゼーションサロン
ダイエットサロンとは、その名の通りお客様の体重を減らし理想の体型に導くことに特化したサロンです。
サロンでの施術だけではなく
- 食事(カロリーや栄養管理)
- 運動
- 生活習慣
など、ダイエットをトータルでサポートしていくのが特徴です。
ダイエットサロンを開業するメリット
多くのメニューがある中で、ダイエットサロンを開業するメリットとは何でしょうか。順に説明していきます。
- 資格や経験が無くても参入できる
- 初期費用が少額で済む
- 理想の働き方が叶う
- リピート客を獲得しやすい
資格や経験が無くても参入できる
顔そりを伴うフェイシャルサロンやまつ毛サロンなどと異なり、ダイエットサロンを開業するために資格は必要がありません。また、ダイエットに成功したことがある、栄養学を学んだことがあるといった、経験や知識があれば差別化を測りやすく新規で参入しやすい業種とも言えます。
ダイエットサロンで大切なのは「お客様の理想の体型に導くこと」です。つまり結果がきちんと出ていれば、顧客満足度が上がりやすくなります。
業務用痩身機を活用すれば、比較的数値や見た目に変化が出やすくなるため、未経験の場合は導入するのが良いでしょう。
初期費用が少額で済む
ダイエットサロンと言っても開業形式はさまざま。栄養指導を中心としたオンラインサロンであれば、初期費用はほとんど不要でしょう。
実店舗をオープンするにしても、飲食店や美容室と違って、大きなスペースは不要です。業務用美容機器さえあれば開業できるため、初期費用を大幅に抑えることができます。
さらに補助金や助成金を利用すれば、資金面の負担を軽減してくれます。
関連記事:エステ開業に役立てたい補助金・助成金6選
理想の働き方が叶う
厳しいノルマがあったり、ライフステージの変化を迎えたり、エステティシャンという働き方に限界を感じたことがある人も少なくありません。エステティシャンという仕事は好きでも続けるのが難しいと感じている方におすすめなのが起業です。
自宅でサロン開業し、通勤時間や拘束時間に縛られない働き方にシフトチェンジしたり、収入のアップに繋がったり、理想とする働き方が叶いやすくなります。
リピート客を獲得しやすい
多くのダイエットサロンが1回限りの施術ではなく、お客様の目標に合わせて1か月や90日など一定期間、伴走型でサービスを提供します。そのため、まとまった売上が立ちやすく、自然とリピート率が高くなるのが特徴です。
美容サロンでリピート率は経営を安定するカギを握っています。お客様が成果を感じていただけるようなメニューを考案し、リピート率の向上に努めましょう。
関連記事:エステサロンのリピート率が低いのはなぜ?改善策も徹底解説!
ダイエットサロンを開業するまでの流れ
実際にダイエットサロンをオープンするまでの流れを確認していきましょう。
- 開業形式を決める
- 知識・スキルを習得する
- 事業計画を立て、資金調達を行う
- 内装工事や備品の購入を進める
- 集客告知活動をする
開業形式を決める
まずは、自分のサロンをどんな形式でオープンさせたいのか決定していきましょう。
- 実店舗をオープンさせる
- オンラインサロンを開く
- フランチャイズで開業する
実店舗でも、自宅やマンション、テナントなど開業形式によって必要な初期費用が異なります。
コロナ禍を経て、一般的になってきたオンラインサロンであれば、実店舗より単価は低くなりがちですが、働き方の自由度は上がる可能性があります。知名度があれば、講師としてコンスタントにセミナーを開催するなど、工夫次第では安定した収入を得られるでしょう。
どうして開業したいのか、どんなサロンにしたいのかをよく考えて、開業形式を選んでいきましょう。
知識・スキルを習得する
ダイエットサロンをはじめとする美容サロンでは、お客様の身体に触れてお悩みを解決していきます。感覚や経験だけではなく理論に基づいて安全に施術を行わなければいけません。
- ダイエットに関する知識
- 身体に関する知識
- 痩身機器に関する知識
どの知識が欠けても、美しく痩せることは実現できません。間違ったダイエットは、一時的に体重が落ちたとしてもすぐにリバウンドしたり、生理不順を招いてしまったり、健康を損ねるリスクがあります。
開業するために資格は不要ですが、ダイエットサロンのスタッフはいわばダイエットの専門家です。基本的な正しい知識をつけるために資格取得を行うのも良いでしょう。
関連記事:美容系サロンに資格は必要?開業時におすすめの資格を紹介
事業計画を立て、資金調達を行う
事業を進めるにあたって、行き当たりばったりというわけにはいきません。どんなコンセプトで、どんなサービスを提供するのかなどを具体的に決定していきましょう。
事業計画書は、このようなビジネスの概要をまとめたもの。ビジネスプランを客観的に見直せたり、コンセプトからブレずにスムーズに開業準備を進めることが可能です。
資金調達を行う際にも金融機関に提出するため、最初に準備しておくと良いでしょう。
関連記事:脱毛サロン向け創業計画書の書き方!審査に通るポイントとは?
内装工事や備品の購入を進める
資金調達の目途が立ったら、内装外装工事についても考えていきます。本格的な工事を依頼する場合、業者の選定も含めて2か月程度はみておくと余裕をもって進められるでしょう。
合わせて、必要備品の購入も行ってください。
業務用痩身機の購入は必須ではないですが、他店との差別化や顧客単価の向上に役立ってくれます。多くのメーカーが販売していますが、あらゆる悩みにアプローチできる複合機がおすすめです。機種によって価格は、ばらばらですが100万円〜500万円ほど見積もっておくと良いでしょう。
決して安価な買い物ではないので事業計画を立てる時に予算として計上しておくことが大切です。
関連記事:脱毛サロンに必要な備品・消耗品!選ぶ時のコツを解説
集客告知活動をする
オープンの1〜2か月前から集客活動を始めます。HPやブログ、SNSで自身の成功談やモニター募集などを行うことで開業前から予約を獲得できる可能性があります。
ターゲットによっては折込チラシなども有効かもしれません。それぞれの媒体の集客効果を測りながら改善し、効率よく潜在顧客にアピールしましょう。
ダイエットサロンの経営を成功させるためのポイント
なるべく早く経営を安定させるために、3つのポイントを抑えましょう。
- 他店との差別化を図る
- 成果にこだわった業務用痩身機を選ぶ
- お客様に寄り添う
他店との差別化を図る
美容サロンは参入障壁が低い分、競合が増えやすいのがデメリット。他店との強みを打ち出し「このサロンに通いたい」と思ってもらわなければいけません。無個性で競合店舗と同様のサービスを提供していれば「安い」や「近い」という単純な理由だけが店舗を選ぶポイントになり、リピート率は悪化する一方です。
- エステサロンで取得したリラクゼーションマッサージを取り入れる
- 栄養士資格とマシンエステを組み合わせてサポートする
など、自分自身の強みを活かした店舗づくりを心がけましょう。
成果にこだわった業務用痩身機を選ぶ
前述した通り、ダイエットサロンでは結果が重要。コース契約が基本だからこそ、初回にどれだけ成果が出るのかにこだわらなければいけません。
業務用瘦身機を選定する際は、自分自身が使用して効果を感じたのか、不快感は無いのかなど必ず確認してください。
関連記事:失敗しない業務用エステマシンの選び方は?理想の機器を見つけるコツ
お客様に寄り添う
ダイエットはセンシティブな悩みの1つ。長年悩み、コンプレックスを抱えている人も少なくありません。単純に数字を追うだけではなく、生活や環境に寄り添い、行動や考え方を変えるお手伝いが必要です。
ダイエットサロンに通うことを辞めたお客様の中には「厳しい指導で通うのが辛くなった」「痛みを伴う施術が苦痛だった」という方も。成果も大切ですが、お客様の気持ちも忘れてはいけません。
どんな時もお客様に寄り添い、ダイエットに前向きに取り組めるように支援しましょう。
ダイエットサロンは差別化が重要
お客様の悩みに寄り添って総合的にサポートを行うダイエットサロン。選ばれるダイエットサロンを作るには、以下の4点が重要です。
- 実績をアピールする
- 知識をしっかりとつける
- 他店との差別化を図る
- 成果にこだわった業務用痩身機を選ぶ
業務用美容機器を製造・販売する株式会社NBSでは、ラジオ派やキャビテーションを始めとした7つの機能を搭載した「シークレットメス」を販売しております。
これまで培ってきたサロン開業・経営ノウハウなどを駆使して、開業から運営まで一貫してオーナー様に寄り添い、サロン運営をサポートいたします。機器についてや詳細なサポート内容については以下よりご相談ください。
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